「核酸」とは?
「核酸」とは、細胞の核内にある「DNA(ディオキシリポ核酸)」と、細胞核の内と外にある「RNA(リボ核酸)」の2種類からなる物質の総称で、酸性を示すことからこの名前がつけられています。
つまりこれは、遺伝子の本体にほかなりません。
「核酸」は、肉や魚、野菜など、加工の有無にかかわらず動植物すべての細胞に合まれています。
生命の必須物質で、38億年前に地球上に生命が誕生したのと同時に誕生しました。
人間の細胞は絶えず新陳代謝を繰り返し、新しい細胞に生まれ変わっています。
特に腸壁・毛髪・皮膚・骨髄・生殖器などの細胞は活発な新陳代謝を繰り返しています。
正しく新陳代謝が行なわれるためには、その設計図となる遺伝子が、常に正しい状態に保たれ、傷ついた遺伝子があれば修復する必要があります。
そして遺伝子を正しい状態に保ち、新陳代謝を行なうためには、その材料となる「核酸」を細胞に充分供給しておく必要があります。
つまり「核酸」は私たちにとって大変重要な物質なのです。
食品100gあたりに含まれる核酸含有量 | |
鮭の白子 | 10.6g |
ふぐの白子 | 5.2g |
ちりめんじゃこ | 2.3g |
かつおぶし | 0.9g |
いわし | 0.5g |
しいたけ | 0.3g |
牛レバー | 0.2g |